「返さなきゃ、と思っているのに、メッセージがなかなか返せない」
「既読はつけたけど、そこから言葉が出てこなくて、ただ時間だけが過ぎていく…」
「返信が遅いせいで相手に嫌われてないか不安…」
そんな風に思って、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
INFJタイプの人なら、「返信遅いよね」って言われたり、既読スルーを責められたりした経験、少なからずあるかと思います。
かくいう私も、そのひとりです。
過去に「遅いと冷たいと思われるよ」「相手に嫌われてないかとか考えすぎじゃない?」なんて言われたことが何度もあります。
でも、すぐに返せないのは怠けているからでも、冷たいからでもないんですよね…。
相手のことを大事に思っているからこそ、むしろ大事にしたいからこそ、どう返すかを考えすぎてしまうんですよね。
そこで今回の記事では、私自身の経験も踏まえながら、INFJが返信をためらってしまう深層心理や理由を解説し「返信が遅い自分」を少しでもラクに受け止められるヒントをお伝えしていきます。
【いくつ当てはまる?】INFJ返信あるあるリスト
INFJが返信をためらってしまう5つの心理
まずはINFJが返信をためらってしまう5つの心理についてです。
- 言葉を慎重に選びすぎる
- 気持ちを整理してから返したい
- 相手を思いすぎて手が止まる
- 刺激に疲れて一時的に距離を取る
- 完璧主義でハードルが上がる
もう見出しだけで「うんうん」とパソコン・スマホの前で頷いているかと思いますが、1つずつ丁寧に説明していきますね。
①言葉を慎重に選びすぎる
INFJは言葉に重みを置くタイプです。
その場しのぎの軽い返事よりも「きちんと考えたメッセージを送りたい」という気持ちが強くあります。
特に大切な相手や重要な内容ほど、じっくり考えてから返信したい。
私も以前、とある人からの告白LINEの返事を「ちゃんと返したい」と思うあまり、返事が2日も遅れてしまったことがありました(※ しかも断る時…)
頭の中では何度も文章を組み立てていたのに、いざ送ろうとすると「まだ完璧じゃない」と思ってしまって…。
どういう言い方をすれば一番傷つけないのか、頭の中でぐるぐるぐるぐる考えすぎて時間が経ってしまったというわけです。
友達からのLINEも同じで、「今度会おうよ!」って誘われただけなのに、スケジュールや返し方をあれこれ考えてしまって、返事が遅れてしまうこともありました。
このように“ちゃんと返したい”という思いが強すぎて、今の気持ちを表す完璧な言葉が見つかるまで返せないことがあります。
結果的に「今じゃない」と先送りしてしまい、気づけば時間がたってしまうんです。
②気持ちを整理してから返したい
また、INFJは自分の感情や相手への思いを深く内省する傾向があります。
メッセージを受け取ったとき、すぐに返せないのは、まず自分の気持ちや状況を整理する時間が必要だからです。
私も以前、友達から「最近どう?」って軽く聞かれただけなのに、「どう答えたらいいかな」「弱音を見せてもいいのかな」と考えてしまい、気づけば返事を3日も送れなかったことがあります。笑
「今の自分の感情をどう伝えたらいいだろう?」「どんな言葉なら誤解なく伝わるかな?」と考え始めると、頭の中でシミュレーションが止まらなくなります。
これが返事のスピードを遅くしてしまう原因になっているんですよね。
③相手を思いすぎて手が止まる
INFJは相手への共感力がとても高いタイプ。
だからこそ、返信ひとつでも「この返事で傷つけないかな」「負担にならないかな」と何度も考え直します。
相手がどう感じるか、先回りして想像することで、逆に言葉が出なくなることも少なくありません。
ちなみにINFJのみなさん「〇〇ですしね?」って語尾使わなくないですか?
なんか「死ね」っていってるみたいで私も毎回「〇〇ですもんね」とか「〇〇ですからね」のように変換しています(「death死ね」みたいな感じで2回死ねと言ってるようにも感じてしまうし…笑 私だけですかね?)
“思いやりが深すぎるがゆえに返せない”という、矛盾したジレンマに陥ってしまうのです。
④刺激に疲れて一時的に距離を取る
INFJは感覚が敏感で、刺激に疲れやすい傾向があります。
メッセージがたくさん届いたり、通知が続いたりすると、心がオーバーヒートしがち。
私も以前、仕事終わりにLINEを開いたらグループチャットに100件以上の未読があって、「よし、まとめて読もう!」と思った瞬間、そっとスマホを閉じてNetflix見始めたことがあります(笑)。
「ちゃんと返したいけど、今は気力がない」という状態になると、こうやって現実逃避しちゃうんですよね。
そんなときは一度スマホやLINEから距離を取って、心を落ち着ける時間が必要になります。
「ちゃんと返したいけど、今は気力がない」という状態になり、結果として返信が遅れてしまうんです。
⑤完璧主義でハードルが上がる
INFJの多くは完璧主義な一面を持っています。
「適当な返事は失礼」「ちゃんとしたメッセージじゃないといけない」と、自分でハードルを高くしてしまいがち。
私なんて以前、友達からの「元気?」に対して3回くらい下書きしては消し、最終的に3日後に「元気だよ!」だけ送ったことがあります笑
その結果、“こんな短文じゃダメだ”と自分でOKを出せず、返信がどんどん遅くなる悪循環に。
本当はシンプルな返事で十分なのに、自分自身の理想がブレーキをかけてしまうのです。
返信が遅い自分を責めないでね
もしあなたが今、「返信が遅い自分はダメだ」と感じているなら、少し立ち止まってほしいんです。
返信が遅いのは、決して怠けているからでも、相手を大切に思っていないからでもありません。
むしろ大事にしたいからこそ、どう返すかを慎重に考えてしまう——それがINFJの優しさであり、深い思いやりの表れなんです。
私自身も、すぐに返せないときに自己嫌悪でいっぱいになっていました。
既読だけつけて3日放置とかザラで、「うわ、もう友達減ったわ…」って勝手に自己嫌悪で落ち込んで、さらに返せなくなる負のループ。
でもあるとき気づいたんです。
返信の速さと人の誠実さはイコールじゃないって。
丁寧に返したいと思って時間をかけることも、立派な“相手を思う行動”なんですよね。
むしろ大事にしたいからこそ、どう返すかを慎重に考えすぎてしまう——これってINFJあるあるの“優しさの副作用”なんですよね。
だから、自分を責める代わりにこう言ってみてください。
「私は私のペースでいい」と。
少し肩の力を抜いて、自分らしいやり取りの仕方を見つけていきましょう。
INFJと付き合う時のコミュニケーションのコツ
次にINFJと付き合う時のコミュニケーションのコツについてです。
INFJを相手にしていて「返信遅いな…返ってこないな…」という時はこのアドバイスを参考にしてみていただけると助かります笑
- 催促はやさしく一言だけ
- 返信のペースを尊重する
- 既読スルーを責めない
- 安心感を与える言葉を使う
見出しを見ただけで「いやほんとそれ!」ってうなずいているINFJさんも多いはず。
でも、実際にやるとなるとどう言えばいいの?どこまでなら大丈夫?って迷いますよね。
安心してください。これから「こんな言い方だとINFJは安心する」「これは逆効果になりがち」という具体例も交えながら、1つずつわかりやすく解説していきます。
①催促はやさしく一言だけ
INFJは「ちゃんと返さなきゃ」と思う気持ちが強いので、強い催促はプレッシャーになりがちです。
返事がほしいときは「時間あるときで大丈夫だよ」など、安心できる一言を添えましょう。
ちなみに「まだ?」「既読ついてるよ?」みたいな催促はINFJの頭の中でサイレンが鳴ります…!
やさしい言葉で伝えるだけで、INFJは安心して返信できるようになります。
②返信のペースを尊重する
INFJにとって、自分の気持ちを整理する時間はとても大切です。
すぐに返事がないからといって焦らせず、「この人は自分のペースを理解してくれる」と思える関係を築くことが重要です。
相手のタイミングを尊重することで、むしろより誠実なコミュニケーションが生まれます。
ちなみに、「返事はいつでもいいよ」って言われると不思議とすぐ返せるのに、「できるだけ早めに」って言われると3倍遅くなるのがINFJあるある。
心に余裕ができると、返事のハードルも一気に下がるんですよね〜
③既読スルーを責めない
既読がついても返事がないと不安になるかもしれませんが、INFJは「どう返すか」をじっくり考えているだけということも多いです。
既読スルーを責められるとさらに返しづらくなってしまいます。
ちなみに「既読スルー?」って送られると、“いや今まさに考えてたとこなのに!”って心の中で土下座してるのがINFJあるある(笑)。
「読んでくれただけで嬉しいよ」という気持ちで見守ることが、良い関係を保つポイントです。
④安心感を与える言葉を使う
INFJは相手の気持ちを深く考えすぎて、自分から返事を遅らせてしまうことがあります。
「急がなくて大丈夫だよ」「気にしないでね」など、安心できる言葉をかけることで、緊張が和らぎます。
INFJは、安心感のある言葉を言ってもらうと逆に「速く返さなきゃ!」となりますが、急かされるとスマホをそっと伏せてコーヒーを飲み始めるような生き物です。笑
安全なコミュニケーション環境を作ることが、INFJとの信頼関係を深める近道です。
INFJ本人ができる返信ストレスを減らす工夫5選
まずはINFJ本人ができる返信ストレスを減らす工夫5選についてです。
- 一言だけ返す勇気を持つ
- 自分の返信ルールを伝える
- 定型文・スタンプを活用する
- 通知管理をする
- 「即レス=誠実」ではないと知る
もう見出しだけで「それならできそう!」って少し肩の力が抜けたINFJさんもいるのではないでしょうか。
ここから、どう実践するとラクになるのか、私自身の体験も交えながら1つずつ丁寧に説明していきますね。
①一言だけ返す勇気を持つ
INFJは「ちゃんと返さなきゃ」と思うあまり、完璧な返事をしようとして返信が止まってしまうことがあります。
ですが、返事は必ずしも長文である必要はありません。
「読んだよ!」「後で返すね」と一言だけでもOKです。
私も以前は「そんな短文じゃ失礼かも」と思ってましたが、勇気を出して一言だけ送ったら、相手から「助かる!とりあえず読んでくれたのがわかって安心した」って返ってきて拍子抜け。
こっちは勝手に3日くらい悩んでたのに、向こうは1秒で安心してたんですよね笑
こうしたシンプルなメッセージでも、相手には「ちゃんと読んでくれている」「無視じゃない」と伝わります。
返事をためらっているうちに時間がたって自己嫌悪に陥るより、まずは簡単な一言でつなぐほうが、心の負担も軽くなります。
②自分の返信ルールを伝える
INFJは相手を大切に思うからこそ「すぐ返せなくて申し訳ない」と感じがちです。
そんなときは自分の返信ルールを相手に伝えてしまうのがおすすめ。
例えば「夜にまとめて返すね」「週末に落ち着いたときに返信するタイプなんだ」と共有するだけで、相手は不安を感じにくくなります。
私も友達に「夜型返信人間だから既読ついてても気にしないで!」って言ったら、「そういうの先に言ってくれればよかった!こっちは放置されてるかと思って焦ってた」って笑われたことがあります。
お互いの認識がズレないようにしておくことで、プレッシャーが減り、自分のペースでやり取りできる環境が整います。
これは恋人・友人・職場、どんな関係にも効果的です。
③定型文・スタンプを活用する
文章を考えすぎてしまうINFJには、即レス用の定型文やスタンプを活用する方法が役立ちます。
あらかじめ「了解!」「後でゆっくり返すね」などのテンプレを用意しておけば、深く考え込まずにすぐ返信できます。
私なんて、一言「OK!」で済む内容に30分かけて文章を練ってたことがあります。
結局送ったのは「OK!」
もう最初からそれでよかったじゃんっていう(笑)
スタンプだけでも「読んでいるよ」というサインになるので、相手の不安も減らせます。
完璧な文章を送ることが目的ではなく、気持ちを伝えることが大切。
気軽に使える定型文やスタンプは、INFJにとって大きな味方になります。
④通知管理をする
メッセージ通知が多いと、INFJは心が疲れてしまいやすいタイプ。
返さなきゃという思いと疲れが混ざって、余計に返信が遅れることもあります。
私なんて、一度グループLINEの通知が100件超えてて、開く前にそっとスマホを伏せてお茶を淹れました。もう現実逃避がデフォルト笑
そこでおすすめなのが通知の管理です。
通知をオフにする、まとめて返信する時間を決めるなど、自分に合ったスタイルを作ってみましょう。
「今は返さなくてもいい」という時間をあえて作ることで、心が休まり、返事も落ち着いて書けるようになります。
ペースを自分でコントロールできると、ストレスがぐっと減ります。
⑤「即レス=誠実」ではないと知る
多くのINFJは「すぐに返すことが誠実さ」と思い込みがちですが、これは少し思い違いです。
大切なのは、どんな気持ちで返すかです。
一度、焦って即レスしたら「え、そんなに急がなくていいのに(笑)」って返されて、こっちが赤面したことがあります。
もうあのとき悟りました。
“早さ=思いやり”じゃなくて、“気持ち=思いやり”なんだなって。
時間をかけてでも、心を込めた返信をすることには大きな価値があります。
即レスできなくても、自分なりに丁寧に返しているなら、それは十分に誠実な対応。
返信の速さよりも、自分の思いやりや相手を大切にする気持ちに目を向けましょう。こ
の考え方を取り入れるだけで、返信へのプレッシャーが大きく和らぎます。
まとめ:INFJの返信の遅さは”大切にしている証拠”かもしれない
INFJが返信をためらってしまうのは、怠けているからでも、相手をないがしろにしているからでもありません。
むしろ、相手を大切に思うあまり「どう返せばいいか」を深く考えすぎてしまうから。
その思いやりや慎重さが、返信を遅らせてしまう一番の理由です。
現代の即レス文化では、返信が遅いと「冷たい」「脈がない」と思われがちです。
でも、速さだけが誠実さの証ではありません。
時間をかけてでも、自分の気持ちを丁寧に伝えたいというINFJのスタイルには、大きな価値があります。
もし今、あなたが「返信が遅い自分はダメだ」と責めているなら、どうか少し立ち止まってみてください。
返信の速さよりも、どんな想いで返すかが大切です。短いメッセージでも、タイミングが遅くても、相手を思う気持ちは必ず伝わります。
そして、必要なら今回紹介した「一言だけ返す」「返信ルールを伝える」「定型文を活用する」といった工夫を試してみてください。
少しずつ、自分のペースで無理なくやり取りできる方法が見えてくるはずです。
返信の遅さは、あなたが人との関係を軽く見ているからではありません。
むしろ、その深い思いやりの証拠なのです。
自分を責めず、あなたらしいペースで、心地よいコミュニケーションを続けていきましょう。